排水処理システム

多種多様な排水環境の中から
最適な排水処理をご提案します。

排水の濁度が高ければ高いほど、微生物の処理に与える影響は大きくなります。微生物が有機物を捕食するのに必要な因子は、汚濁量に似合う微生物量と捕食・増殖に必要な空気量と水温(生活環境)を言われています。この因子のバランスが保たれていれば、間違いなく処理ができるといわれています。

しかし実際は、そう上手くいかないのが現状です。

日々流入してくる排水が、全く同じ基質・水量であれば問題ないのですが、生産工程が変化すれば基質も水量も多少変わってくるからです。排水の処理をするにあたって、多様の処理方法があります。

処理方法は、物理化学的処理と生物化学的処理に大別されます。

生物化学的処理は、自然の自浄作用を利用し人為的な補助を請けコンパクト化したものと考えていいでしょう。この処理の難点は、濃度の高い排水になると広大な敷地が必要となり莫大な費用がかかります。
反面、物理化学的処理であれば、凝集沈殿・加圧浮上・グリストラップ等の物理的・化学的に物質を除去するため、生物化学的処理に比べ除去処理が短時間で済みます。このことから今日では、前処理として排水中の阻害物質(SS・N-HEX)を除去し排水濃度を下げ、その後、生物化学的処理を行う形式が主流となっています。そうすることで比較的、敷地スペースが小さくて済み、安定した処理が可能となります。
しかしその反面、薬品・除去スカム等の費用が必要となるためランニングコストが余分に必要になります。当社は、微生物が活動しやすい環境を造り、微生物のみの力で自然に逆らうことなく浄化することを基本理念に置き、顧客のニーズに合わせた提案を行います。

施設をお考えの方

計画理念

ここ近年、排水処理設備に関する技術は、日々革新しております。
まずは、顧客のニーズにあったシステムの提案が要求されます。
現在でも導入した施設の運営に多大なるランニング費用が掛かり、経営の負担になっている施設をよく見受けます。排水施設は生産性の無い部分ですが、これからの環境に対して企業姿勢を問われる部分でもあります。
私どもはまず、安定した処理が確立され、出来る限りランニングコストが掛からないシステムの提案を致します。

 計画理念

  • 新工場をお考えの場合
  • 現施設の処理がうまくいかない場合
  • 生産増加及び排水気質の変化により現施設の能力が足りなくなった場合
  • 施設の老朽化の場合

主な導入事例

  • 【惣菜加工排水】

  • 【醤油排水】

  • 【製油排水】

  • 【肉加工排水】

  • 【焼酎排水】

  • 【ブロイラー排水】

  • 【畜産排水】

設置スペースでお困りの方

  • コンパクトに処理施設を出来ないか?
  • 敷地の有効利用を考えたい。
  • 新設、増設時のスペースの検討したい。

限られた敷地での検討

薬品処理と生物処理の併用で可能となりました。

新設での検討

生物処理での提案でコンパクトで低コストの提案を行います。

加圧浮上装置

現状の処理不足や全体の処理スペースの縮小等の用途で利用します。近年はランニングコストの事を考慮し無薬注での使用もご提案しております。

主な導入事例

  • 高速散水槽と特殊散気管、膜分離により処理能力を向上

  • 特殊散気管と膜分離の提案で処理能力の向上

  • 加圧浮上の設置により後段の処理が安定

ランニングコストでお困りの方

  • 施設での薬品代が掛かる。
  • 産廃処理の費用を抑えたい。
  • 維持管理コストが掛かる。

現施設の運転状況検診

第三者からの立場で、現在の処理の状況を確認します。
適正な薬品量・汚泥発生量なのか検診します。
例えば脱水ケーキでも薬品の選定等を変えるだけで
産廃汚泥の含水率が低下し、廃棄物量が低減することもしばしあります。

薬品を使用しない処理方式の提案

前処理(薬品処理)を撤廃し特殊生物処理への施設に変更することにより
薬品・産廃代が軽減されます。

維持管理の内容の見直しの提案

現在の管理携帯に満足しているか、どうかも分からずで管理費用をお支払いしている会社が多いです。
下手をすると何をしてもらっているか分からない所もしばしあります。
施設は自社の施設です。昨今コンプライアンスの問題で環境にも目を向けられる様になって来ております。
当社はお客様と一体で担当者を育てて行くような維持管理を心がけております。

高速散水槽の導入

沪材に有効性微生物を活着させ、生物膜を作り散水濾床槽にて排水を高速循環させることによりBOD等の有機物を分解・除去します。薬品を一切使わず環境に負荷をかけずに畜産排水・食品工場排水等の高濃度排水から生活雑廃水に到るまで低ランニングコストで対応することができます。また、負荷変動の大きい排水処理の前処理装置としても現施設にプラスしてご利用いただくこともできます。

主な導入事例

  • 加圧浮上処理から生物処理へ変更しランニングコストが激減

  • 高濃度排水でも生物処理のみで運営

  • 旧工場では加圧浮上や脱水汚泥の費用が多大に掛かっていたが新工場に伴いすべて特殊生物処理に変更しランニングコストが激減

油分の分解・処理不足(ニオイ)でお困りの方

【加圧浮上・油水分離の撤廃のご提案】

第三者からの立場で、現在の処理の状況を確認します。
適正な薬品量・汚泥発生量なのか検診します。
例えば脱水ケーキでも薬品の選定等を変えるだけで
産廃汚泥の含水率が低下し、廃棄物量が低減することもしばしあります。

【臭気で問題を抱えている施設】

施設より臭気が発生する要因は、腐敗による臭気・原水臭等があります。
原水臭は生物脱臭や脱臭装置を考えますが、腐敗臭は完全な処理不足からなるものです。

アクアブラスター

原排水を貯留するための水槽(原水槽・調整槽)での環境が思わしくない施設が多いです。この槽は生物処理や加圧浮上に入る前の水槽です。ほとんどの施設がここでの環境が悪いため、排水状態が思わしくない状態にあります。
そのような状況で後段に送られ、生物処理もゼロからのスタートではなく、マイナスからのスタートをしなければいけない状況です。
ここで調整槽での排水をしっかり特殊エアレーションをかけることにより、ゼロでなく後段の生物処理にプラスの状況(処理を安易にする)に持っていくことができます

主な導入事例

  • 調整槽での排水腐敗や臭気をアクアブラスターを導入し解消

  • 計画内に特殊散気管・散水沪材床槽等を導入し加圧浮上の装置撤廃

環境機器の更新をお考えの方

【取扱機器】

  • ポンプ(水中ポンプ、陸上ポンプ、加圧ポンプ等)
  • ブロワ(ルーツブロワ、ターボブロワ、リングブロワ等)
  • 制御盤の製作、改造
  • 水槽の製作(SS・FRP・SUS等)
  • その他、計測器、散気装置等
  • スクリーン、脱水機他、前処理装置

主な導入事例

  • 減速機の更新工事

  • 製罐工事、水槽の製作設置

  • 制御盤の製作、設置

  • ブロワのオーバーホール

設備工事をお考えの方

【取扱工事】

  • ポンプ交換
  • 受水槽の清掃
  • ブロワオーバーホール
  • 配管の詰まり解消、洗管
  • エアー配管工事
  • 水槽の清掃(バキューム)
  • 水配管工事
  • 膜洗浄作業 等
  • 機器据付工事
  • 保温工事

主な導入事例

  • センターウェル更新工事

  • 水中膜の洗浄・交換作業

  • ポンプ設置工事

  • 配管改修工事

  • 配管改修工事

  • 水槽清掃作業